敏感肌が原因でニキビができる。敏感肌な人のためのニキビケア
いろんな刺激をすぐに受けてしまう敏感肌。
ニキビができてしまうことも。
敏感肌のニキビケアで注意してほしいのが、肌によってニキビケアが違うということ。
敏感肌に合わないニキビケアをすると、ニキビを悪化させてしまいますよ。
正しいニキビケアを身に着けて、ニキビの悩みから解放されましょう。
敏感肌とニキビの関係
敏感肌ってどんな肌?
敏感肌とは、肌のバリア機能が低下して、刺激を受けやすくなっている状態の肌を言います。
肌を少しこすったり、髪の毛が触れたり、いつもと違う化粧品を使ったりした時に、肌が赤くなったり、ぴりぴりすることも。
肌のバリア機能が低下する大きな原因は、肌の乾燥。
だから、敏感肌の人の肌は乾燥していることが多いんです。
敏感肌だとどうしてニキビができるの?
ニキビができる原因は、毛穴の皮脂のつまり。
ニキビは、皮脂が毛穴につまったまま排出できなくなり、そこにアクネ菌が繁殖して炎症を起こすことでできてしまいます。
皮脂の毛穴つまりが原因だと聞くと、皮脂が少なくて乾燥している敏感肌は、ニキビができにくいように思うかもしれませんね。
でも、敏感肌でもニキビができてしまうんです。
肌にはターンオーバー機能というものがあり、古い皮膚から新しい皮膚へと少しずつ生まれ変わっています。
でも肌が乾燥しているとターンオーバー機能が正常に働かないため、古い角質が自然に剥がれ落ちず、皮膚に残ったままに。
皮膚に残った古い角質が、毛穴の出口をふさいで皮脂の排出を妨げ、ニキビをつくってしまうんです。
肌が乾燥すると、毛穴が固く細くなってしまうことも影響していますよ。
毛穴が固く細くなると、皮脂が排出されにくくなり、少しの皮脂でもつまるようになってしまいます。
敏感肌の人がニキビを治すためには?
肌の乾燥を改善することが先決です。
肌の乾燥を改善すると、肌のターンオーバーが正常に働くようになり、ニキビができにくくなります。
乾燥していたせいで低下していたバリア機能の状態も良くなるため、刺激の影響を受けにくくなり、敏感肌が改善することも期待できますよ。
敏感肌の人に実践してほしいニキビケア
メイクや汚れをしっかりと落とす
敏感肌の人は、洗顔しすぎると症状が悪化すると言われています。
でもメイクや汚れが肌に残っていると、それが毛穴につまってしまい、ニキビの原因となってしまいますよ。
メイクなどの汚れは、肌に残らないようにしっかりと落とすようにしましょう。
やりすぎて必要な皮脂や角質を洗い流してしまわないよう、気をつけてくださいね。
洗い流す時には、ぬるま湯がオススメ。
お湯は皮脂まで洗い流してしまうので、使用しないようにしてください。
刺激を与えないようにやさしく洗顔する
毛穴につまった汚れを、洗顔料で洗い流します。
洗顔料は、できるだけ刺激の少ないものを選ぶようにしましょう。
洗う時には、お肌を傷つけないように注意してくださいね。
肌と手の間に洗顔料を入れ、直接手で肌をゴシゴシ洗わないようにしてください。
敏感肌の人には、泡洗顔がオススメ。
泡洗顔はしっかりと泡立てた泡で洗うので、肌への刺激が少なくてすみますよ。
洗顔料の種類にもよりますが、長く洗顔料を肌につけていると刺激となってしまうので、できるだけ短時間で済ませるようにしましょう。
洗顔料が肌に残っていると肌トラブルの元となってしまうので、しっかりとぬるま湯で洗い流してください。
ぬるま湯をかける時にも、手でこすらないようにして、ぬるま湯をやさしく当てるようにしましょう。
20回以上はすすぐようにしてくださいね。
顔を拭く時も肌を傷つけないようにする
乾燥を防ぐためにも、肌についた水分はしっかりと拭き取りましょう。
水分を拭く時にはタオルでこするのではなく、タオルを肌に軽く押し当てるようにして、タオルで水分を吸い取ってください。
タオルは直接肌に触れるものなので、ゴワゴワしたものや、肌に繊維が残ってしまうものは禁物です。
優しい肌触りのものを選んでくださいね。
洗顔後にはすぐに化粧水で水分を補う
洗顔後の肌は皮脂と水分が不足しているので、化粧水で水分を補う必要があります。
化粧水はできるだけ刺激のないものを選ぶようにしましょう。
ニキビ肌用の化粧水は皮脂の分泌を抑えるものが多いので、敏感肌の乾燥を悪化させ、逆にニキビを増やしてしまうことがありますよ。
化粧水は保湿力が高く、シンプルな成分のものがオススメ。
化粧水をつける時には、手でやさしく肌を覆うようにしてつけてください。
コットンやパッティングは刺激となってしまうので控えましょう。
化粧水の後には乳液で水分を保つ
肌の水分を保つためには、乳液が必要。
乳液をつけないと、肌の水分が蒸発して乾燥してしまいますよ。
しっかりと水分を保つためには、油分の入った乳液を選ぶのがオススメ。
油分と聞くとニキビに悪影響を与えてしまいそうですが、油分がないと水分をしっかりと閉じ込めることができません。
油分は、多すぎても少なすぎてもニキビをつくる原因となってしまうので、自分の肌に合ったものを選ぶようにしてくださいね。
まとめ
敏感肌さんにニキビができる原因の多くは、乾燥によるものです。
まずは、肌の乾燥を防ぐことから始めてみてください。
ニキビケアをする時には、とにかく肌を刺激しないようにすることが大切ですよ。